縮毛矯正後にカラーが入りにくい理由と美容室でできる解決策

縮毛矯正をかけたあとにヘアカラーをしてみたら、〈色が思ったより入らない〉〈すぐ抜けてしまう〉という経験はありませんか。
その原因は薬剤処理によるキューティクル変化と施術タイミングにあります。
本記事では、原因と対策を美容師目線でわかりやすく解説します。
最後には美容室で受けられる具体的なメニューもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
なぜ縮毛矯正後はカラーが入りにくいのか?

- 縮毛矯正の高アルカリ薬剤によってキューティクルが開閉を繰り返し、染料が定着しにくい状態になるため。
- アイロンの高熱処理で毛髪内部のタンパク質が変性し、染料が入り込むスペースが減少するため。
- 中和処理後に髪表面が過収斂(かしゅうれん)し、染料通過口が閉じ気味になるため。
- ホームケアでシリコン量の多いコート剤を使うと、カラー剤が弾かれてしまうため。
縮毛矯正とカラーはどのくらいの間隔をあけるべき?

組み合わせ | 推奨間隔 | 理由 |
---|---|---|
縮毛矯正 → カラー | 1〜2週間後 | pHとタンパク質状態の安定を待ち、発色・定着を高める |
カラー → 縮毛矯正 | 2〜3週間後 | カラーの酸化重合を完了させてからアルカリ施術を行う |
同日施術 | ◎(ブリーチ以外) | 専門的な薬剤調整ができる美容室限定なら可 |
とくにセルフカラーの場合は、ご注意ください。
カラー定着を助けるホームケア3選

- 弱酸性シャンプーを使用し、アルカリ残留を素早く中和する。
- 洗髪時は35℃以下のぬるま湯でキューティクルの開きを最小限にする。
- 週1〜2回の高分子ケラチン配合トリートメントで内部補修を行う。
まとめ:理想の髪色とストレートヘアを両立させるには?

縮毛矯正後にカラーが入りにくいのは、薬剤と熱によるキューティクル変化が主な原因です。
適切な施術間隔を守れば、色持ちもツヤ感も格段にアップします。
ご自宅でのケアだけではカバーしきれない部分は、ぜひ当サロンのプロフェッショナル技術にお任せください。
ご予約はWEBから24時間OKです。