縮毛矯正後のコテはいつから?美容師が解説|「巻けない」原因と上手な巻き方

2025.08.08

縮毛矯正をしたあとでもコテで巻きたいというお声はとても多いです。
「いつからコテで巻いても大丈夫?」「巻けないのはなぜ?」という疑問に、丁寧にお答えします。
まずの結論は、コテの使用目安は施術後48〜72時間以降です。
ただし髪の状態や薬剤・施術方法で前後しますので、最終判断は担当美容師にご相談ください。

縮毛矯正後はいつからコテを使っていい?

「いつから」使えるかの目安は48〜72時間です。
この期間は髪内部の結合が安定する大切な時間帯のため、強い折れ跡や高温は避けるのが安心です。
施術当日〜24時間は耳かけやゴムで結ぶ、帽子で押さえるなどもできるだけ控えましょう。
48時間を過ぎたら、まずは低温で前髪や顔周りなど小さなパートからテストしてみてください。

「巻けない」理由は?

  • 縮毛矯正で髪内部の結合と方向性が整うため、コテのカールがつきにくく取れやすいからです。
  • 施術直後は水分バランスが変化しており、形状記憶が安定しにくいタイミングだからです。
  • オイルをつけすぎると滑って「巻けない」まま落ちやすくなることがあります。
  • 温度が低すぎても高すぎてもキレイなリッジが出づらく、ダメージやパサつきで弾力が足りない場合もあります。

コテで上手に巻くコツ(縮毛矯正後におすすめ)

  1. 必ず完全に乾いた髪で行います
  2. ヒートプロテクトミストを薄く均一につけます。
  3. 温度は低めからスタートし、足りなければ10℃ずつ調整します。
  4. 毛束は少量で取り、テンションをかけすぎずにゆっくり滑らせます。
  5. 同じ箇所に長く当てず、3〜5秒を目安に短時間で離します。
  6. 巻いた直後は手で触らず冷まして形を固定します。
  7. 仕上げは軽めのオイルかクリームで面を整え、ホールドが必要ならソフトスプレーを遠目からふんわりつけます。

「コテ巻きパーマ」との違いと使い分け

毎朝コテで巻くのが大変という方には「コテ巻きパーマ(デジタルパーマなど)」も選択肢です。
ただし縮毛矯正とパーマを近い間隔で施術することは負担が大きく、計画が必要です。
根元は縮毛矯正で収まりを作り、毛先はパーマで動きを出すなど、段階的な設計が向いています。
履歴や髪質によって最適解が変わるため、担当美容師と時期や配合を相談しましょう。

よくある質問(FAQ)

Q.コテ使っていいのはいつからですか?
A.目安は48〜72時間以降で、低温からテストしましょう。

Q.「コテで巻いても大丈夫」と聞いたのにすぐ取れてしまいます。
A.矯正直後はリッジが落ちやすく、オイルのつけすぎや高温の当てすぎも原因です。
毛束を細めに取り、低温短時間で冷ます工程を丁寧に行ってください。

Q.全然巻けないのですが、どうすればいいですか?
A.温度を10℃ずつ上げながら、毛束量を少し減らし、保持時間を1〜2秒だけ延ばしてみてください。
それでも難しい場合はブローで丸みを作ってからコテを軽く通すとリッジが出やすくなります。

Q.小手指で相談できるお店はありますか?
A.当店では縮毛矯正後のスタイリングレクチャーやコテ選びのご相談も承っています。
ご来店時に普段のやり方を拝見し、最短手順をご提案します。

失敗しないためのチェックリスト

  • 48〜72時間は「結ぶ・濡らす・高温」を避ける。
  • 巻く日は必ずドライで、ヒートプロテクタントミストを使用する。
  • 140〜160℃から始め、必要に応じて段階的に温度調整する。
  • 同じ箇所に長時間当てないで、巻いたら冷まして固定する。
  • 落ちやすい方はスプレーを遠目から少量で、重すぎるオイルは控える。

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