縮毛矯正後もセットできる?ワックス・アイロンのコツと「いつからOKか」完全ガイド

2025.08.22

結論から言いますと、縮毛矯正のあともヘアセットは「できます」。
ただし、やり方とタイミングのコツを知ることで、持ちと仕上がりが大きく変わります。

本記事では「いつからOKか」などを美容室目線でやさしく整理しました。
不安や校則の相談も含め、最適解は担当美容師と一緒に見つけるのが近道です。

縮毛矯正後でもセットできる?

できます。
縮毛矯正はクセを伸ばしてベースを整える技術なので、根元の立ち上げや束感づくり、前髪の方向づけなどの「操作」は可能です。
一方で、強いカール形成や高温での巻き過ぎはダメージや折れの原因になるため、温度と回数をコントロールすることが大切です。
「ドライヤーで根元を動かす」「少量のスタイリング剤で質感を整える」この2点が基本になります。

いつからセットしていい?(当日〜1週間の目安)

最終判断は施術薬剤・毛髪状態・サロン規定によって異なるため、担当美容師の指示を最優先してください。
下表は一般的な目安です。

タイミングできること注意点
施術当日シャンプーはサロン指示に従う。
軽いブローで整える程度。
結ぶ・帽子・強い耳かけ・高温アイロンは避ける。
24〜48時間根元ブローと少量のスタイリング剤。
軽いワックスやミルクで質感調整。
強い跡が残る行為(きつい結び目や長時間のヘアピン)は控える。
3日以降通常のワックス・アイロンでのセットが現実的に可能。
必要に応じて前髪の方向付け。
アイロンは低〜中温で素早く通す。
オイルのつけ過ぎは根元のボリュームダウンに注意。
1週間以降ルーティンが安定。
朝の時短セットがしやすくなる。
乾燥対策・熱保護ケアを継続する。

基本のセット方法(やり方の型)

セットは「根元9割・毛先1割」の意識が成功の鍵です。
以下の流れを毎朝のルーティンにすると、崩れにくくなります。

  1. タオルドライ後、ドライヤーは「根元→中間→毛先」の順に当てます。
  2. 欲しい方向と逆方向にいったん倒してから、戻すように乾かして根元に支点をつくります。
  3. 冷風で表面をなでて形を固定します。
  4. スタイリング剤はごく少量を手のひらで透明になるまでよく伸ばし、後頭部→サイド→前髪の順に馴染ませます。
  5. 毛先の微調整のみアイロンを使用します。

ワックスは「つける」のではなく「手のひらに残った薄膜で整える」意識で。

メンズのセット術(束感・前髪・時短)

  • 束感は根元の立ち上げ→中間の方向付け→毛先つまみの三段階。
  • ドライ時に指を熊手のように入れて、前に押し出す→横に逃がす→トップに冷風でロック。
  • スタイリング剤は軽めのマット〜クリームを小豆1粒量から。足りなければ少しずつ足すのが鉄則です。
  • 前髪は生えぐせに逆らうように根元を起こし、最後に毛先だけ収めます。
  • 時間がない日は「前髪とトップだけ仕上げる」ミニマムセットが有効です。

前髪の扱い方(割れ・ぺたんこ対策)

  • 濡れているうちに根元を左右から交互に振りながら乾かすと、割れにくくなります。
  • 浮きグセには、分け目と逆方向にいったん倒してから戻す「逆テンションブロー」が有効です。
  • 仕上げは冷風でキュッと締め、手のひらに残ったスタイリング剤を前髪にそっと通します。
  • 前髪がペタンとする方は、オイルの事前塗布を控え、ミルクや軽いバームを極少量にします。

ワックス・オイルの選び方と量

  • 細毛・柔らかい髪:軽めのマット〜クリーム。
    量は小豆1粒〜米粒2つ分から。
  • 普通毛:クリーム〜ライトバーム。
    ツヤを出したい日はオイル1滴を手のひらでよく伸ばしてから毛先のみ。
  • 硬毛・多毛:クリーム+バームのレイヤーでコントロール。
    根元にはつけず、中間〜毛先中心に。
  • つけ過ぎたら、ドライヤーの弱風と目の粗いコームでオフして再調整します。

アイロンを使うときの注意点

温度は140〜160℃程度から様子を見るのが安全です。
1パネル1〜2秒でサッと通し、同じ箇所を何度も往復しないようにします。
前処理として毛先のみ軽くミストやミルクを馴染ませ、根元はドライの状態を保ちます。
水分が残ったまま高温を当てると「じゅっ」と音がしてダメージリスクが上がるため要注意です。
迷ったら「ブローで形づくり→アイロンは微調整」の順番を守りましょう。

「セットなし」でキマるための工夫

  • カット設計で“乾かすだけで収まる”ガイド(段差・量感・質感)をつくる。
  • 顔まわり・前髪の「ポイント縮毛矯正」で朝の負担を軽くする。
  • 寝ぐせを防ぐ枕カバーやナイトキャップ、就寝前の軽いブローで形をキープする。
  • 洗い流さないトリートメントは「根元オフ・毛先オン」の塗布でボリュームを守る。

周りを「説得」したいときのポイント(校則・職場・ご家族)

縮毛矯正がしたい!でも周りになんて言ったらいいか悩む学生さんも多いのではないでしょうか?
ぜひ下記のメリットを伝えてみて下さい!

  • 清潔感が増し、前髪や襟足が整うことで身だしなみの印象が向上します。
  • 朝の支度時間が短縮され、遅刻の予防や学業・仕事の集中力アップにつながります。
  • 部分施術や自然な丸み仕上げなど、見た目を大きく変えない選択肢もあります。
  • ヘアケア指導付きでダメージ管理を徹底するため、無理なセルフセットより髪のダメージが抑えられます。

よくある質問

Q. 施術日に「セットしていく」のはOKですか?
A. 重いワックスやスプレーは避け、素髪〜軽く乾かした状態での来店をおすすめします。
毛髪診断と薬剤選定の正確性が上がります。

Q. 「セットできる」のは具体的に何ができますか?
A. 根元の立ち上げ、流し、束感づくり、前髪の方向付けは可能です。
強い巻き髪は低温・短時間・少セクションで微調整に留めるのが安全です。

Q. 「いつから」アイロンやワックスを使ってもいいですか?
A. 一般目安は本文の表をご参照ください。
最終判断は担当美容師の指示を優先してください。

Q. 前髪だけうまくいきません。
A. 生えぐせの診断と、根元の乾かし方が重要です。
カウンセリング時に普段の乾かし方を再現しながら、最短手順を一緒に決めましょう。

サロンでできること(ご予約のご案内)

  • 無料カウンセリングで「やりたいセット」と「できるセット」を擦り合わせます。
  • 施術後に「前髪・メンズ向け」時短セットの実演レクチャー。
  • ホームケアとスタイリング剤の最適解をご提案します。
  • 必要に応じて、ポイント矯正・メンテナンスカットのプランニングを行います。

「セットなしでもキマる」「短時間で整う」毎日へ、私たちが伴走します。
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