縮毛矯正の流れを完全ガイド|カラーのタイミング、所要時間までプロが解説

縮毛矯正は工程が多くて不安というお声をよくいただきます。
本記事では美容室視点で「縮毛矯正の流れ」をやさしく解説し、カラーの合わせ方、所要時間の目安までをまとめます。
初めての方でも段取りが分かれば、仕上がりのイメージがクリアになり来店当日も安心してお任せいただけます。
縮毛矯正の基本の流れ

縮毛矯正は「診断→薬剤(1剤)→流し→乾かし→アイロン→薬剤(2剤)→後処理→仕上げ」という順番で進みます。
各工程には意味があり、髪の体力や履歴に合わせて微調整することでダメージを抑えつつ、自然なまとまりを叶えます。
- カウンセリング・髪質診断|履歴やダメージ、うねりの強さ、前髪の生えグセを確認します。
ここで「前髪は流れるように」「まっすぐで流れないように」などの完成像を共有することが仕上がりの鍵です。 - 前処理・保護|毛先やハイライト部分を保護し、根元~中間のコンディション差を整えます。
薬剤が均一に働く土台づくりです。 - 1剤塗布(還元)|うねりを解く薬剤を塗り分け、放置時間を細かく管理します。
ダメージ部は弱め、健康毛はやや強めなどコントロールします。 - 流し・ドライ|1剤を丁寧に流してから、形を作りやすいように乾かします。
ここで粗熱をとり、うねりの方向性を整えます。 - アイロン工程|温度・テンション・スルー回数を調整して形を固定します。
- 2剤塗布(酸化)|新しい形をしっかり定着させます。
ムラにならないよう時間差で塗布します。 - 後処理・質感補正|アルカリ除去やCMC補充で余分な残留物をオフし、ツヤと手触りを整えます。
- 仕上げ・ホームケア説明|乾かし方やスタイリング剤の量、当日の注意点をご案内します。
所要時間の目安

「何時間かかる?」の不安を解消するために、まずは全体像をチェックしましょう。
以下は当店での平均的な目安です(髪質・履歴により±30〜60分ほど変動)。
メニュー / 長さ・範囲 | 目安時間 | ひとことメモ |
---|---|---|
前髪縮毛矯正 | 60〜90分 | 顔まわりのうねり・割れ対策に最短ルート |
顔周り縮毛矯正 | 120分 | 顔周りの生えぐせに合わせて設計 |
全体縮毛矯正 | 150分 | アイロン工程が長めになりがち |
時間を短くするコツは「事前カウンセリングで履歴を正確に伝える」こと。
ブリーチ・酸熱・ホームアイロンの頻度などは仕上がりと時間に直結します。
カラーと縮毛矯正のベストな順番

縮毛矯正とカラーは同日に可能な場合もありますが、髪の体力次第でおすすめが変わります。
基本は「縮毛矯正→1~2週間空けて→カラー」が安心で、色ブレや褪色を抑えやすいです。
- 同日施術の考え方|根元リタッチのみやトーンダウン中心なら同日対応できることがあります。
その場合は薬剤パワーを調整し、毛先は弱酸性系で色味補正に留めるのが安全です。 - ハイライト・ブリーチ履歴がある場合|先に髪の体力を見極め、必要なら数回に分けて整えます。
ダメージが強い箇所は「流し」や温度・時間を甘くすることで質感を守ります。 - 色持ちのコツ|48時間は高温のアイロン多用を避け、アミノ酸系のやさしいシャンプーを選びます。
洗浄時はぬるま湯でやさしく行い、ドライ前には必ずオイルやミルクを少量なじませます。
よくある質問

Q.当日はシャンプーしても大丈夫ですか。
A.当日はシャンプーを控え、翌日以降をおすすめしています。
耳かけや強い結び目も当日は避けると折れ跡のリスクを減らせます。
Q.仕上がりがまっすぐ過ぎて前髪が流れないのが心配です。
A.アイロン角度とテンションで「流れる」丸みを入れられます。
カウンセリングで写真イメージを共有いただくと、より理想に近づけやすくなります。
Q.時間があまり取れません。
A.前髪のみや根元中心のメンテナンス矯正なら約40~120分で対応可能なケースがあります。
状態によって変わるため、事前にLINEやお電話でご相談ください。
ホームケアのポイント

- 乾かす前にミルクやオイルを少量。
毛先から中間へコーミングで均一に伸ばします。 - ドライは根元から風を入れてキューティクルを整えます。
前髪は乾き切る前に流したい方向へ軽くブローします。 - 高温アイロンの多用は褪色や乾燥の原因になります。
必要な日だけサッと通すのがコツです。
正しいドライと保湿ケアで、サロン帰りのツヤとまとまりが長持ちします。
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うねりが強くて広がる、前髪だけ流したい、カラーも一緒に整えたいなど、ぜひお気軽にご相談ください。
髪の体力と理想像に合わせた「時間配分・薬剤・アイロン設計」で、自然で扱いやすいストレートをご提供します。
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